総括
敵地コメリカ・パークでのタイガース戦に先発し、５回１失点で今季初勝利を挙げた。レッドソックスは５−１でタイガースを下し、２連勝とした。
１点のリードをもらって今季５試合目の先発マウンドに上がった松坂は１回、２死三塁から４番カブレラにレフト前タイムリーを浴び、同点に追いつかれた。２回以降も毎回走者を許す苦しいピッチングだったが、相手拙攻にも助けられ、その後は無失点に抑えた。味方打線が３回に勝ち越し、勝利投手の権利を持って５回で降板。後を受けたリリーフ陣がリードを守り切り、待望の今季初勝利を挙げた。投球内容は５回９６球で６安打６奪三振３四球１失点。防御率は７.１７となった。
試合はレッドソックスが１−１の同点で迎えた３回、４番ベイの１６号２ランで勝ち越しに成功。６回には２つの押し出し四死球で追加点を奪い、タイガースを突き放した。投げては先発・松坂が毎回走者を許す苦しい投球も５回１失点で凌ぐと、デルカーメン、岡島、ラミレスがパーフェクトリレーを展開。９回は守護神パペルボンが無死満塁のピンチを招くも、後続を３者連続三振に切って取り、試合を締めた。
１回表
タイガースの先発は右腕ポルセロ。
レッドソックスは先頭のペドロイアがレフトへの二塁打で出塁すると、２番ドリューがセンター前ヒットを放ち、ペドロイアが先制のホームを踏んだ！ 無死一塁でユーキリスはサードゴロ併殺打に倒れ、２死走者なしに。ベイは空振り三振で攻撃終了。レッドソックスが打者２人で１点を先制した。
１回裏
レッドソックスは松坂が今季５試合目の先発マウンドに上がる。
１点を先制されたタイガースは先頭トーマスが四球、ポランコがセンター前ヒットで続き、無死一、二塁のチャンスをつくる。オルドネスはピッチャーゴロで１−４−３の併殺打に切って取られる。トーマスは三塁へ進み、２死三塁。ここで４番カブレラがレフト前タイムリーを放ち、１−１の同点に追いつく！ グランダーソンがライト前ヒットで続き、２死一、三塁とさらにチャンスを広げるも、インジは空振り三振で攻撃終了。
松坂は初回、３安打１四球と不安定な立ち上がりで、１点を失った。球数は２６球。
２回表
同点に追いつかれたレッドソックスは先頭ローウェルが空振り三振。オルティーズ、バリテックが連続レフト前ヒットで１死一、二塁と勝ち越しのチャンスをつくる。エルスブリーがピッチャーのフィールディングエラーで出塁し、１死満塁に。しかし、このチャンスでグリーンがファーストフライ、ペドロイアはセカンドゴロに倒れ、得点ならず。
２回裏
初回に１点を失った松坂、この回は落ち着いた投球を見せられるか。
タイガースは先頭アンダーソンがピッチャーゴロ。レアードがレフト前ヒットを放ち、１死一塁とする。サンティアゴはセカンドゴロ。トーマスの打席でワイルドピッチがあり、走者は二塁へ。トーマスは空振り三振で攻撃終了。
松坂、この回も得点圏に走者を背負ったが、無失点で切り抜けた。
３回表
レッドソックスはドリューがレフト前ヒットで出塁。ユーキリスはファーストフライで１死一塁に。ここで４番のベイがレフトオーバーの１６号２ランを放ち、３−１と勝ち越しに成功する！ ローウェルはショートのエラーで出塁するも、オルティーズがファーストゴロ併殺打に倒れて攻撃終了。レッドソックスが２点のリードを奪った。
３回裏
２点のリードをもらった松坂が３回のマウンドへ。
タイガースは先頭ポランコが見逃し三振。オルドネスがライト前ヒットを放つも、カブレラはセカンドライナー。飛び出したオルドネスが一塁に戻れず、ダブルプレーで攻撃を終えた。
松坂、３イニング連続で安打を許すも、３人で抑えた。３回を終わって球数は５６球。
４回表
レッドソックスはバリテックがショートゴロ。エルスブリーがセンター前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決め、１死二塁とする。グリーンはサードゴロで２死三塁。ペドロイアもサードゴロに打ち取られた。
４回裏
走者を許しながらも序盤を１失点に抑えた松坂の４回のピッチング。
タイガースは先頭グランダーソンがセンター前ヒットで出塁。インジは空振り三振で１死一塁に。アンダーソンがライトフライに打ち取られ、グランダーソンが一塁に戻れずダブルプレーで攻撃終了。
松坂はこの回も安打で走者を背負うも、相手の拙攻に助けられ無失点。ここまでの球数は６７球。
５回表
レッドソックスはドリューがサードゴロ。ユーキリスが四球を選び、１死一塁。
ここでタイガースは先発ポルセロから２番手ペリーに投手交代。
ベイがレフトフライ、ローウェルはショートゴロ打ち取られ、攻撃を終えた。
５回裏
２点のリードを持った松坂が今季初勝利の権利を得るため、５回のマウンドに上がる。
タイガースは先頭レアードが９球粘り、四球を選ぶ。続くサンティアゴも８球粘って四球で、無死一、二塁のチャンスをつくる。トーマスは空振り三振、ポランコはレフトライナーで２死一、二塁に。オルドネスが空振り三振に切って取られ、無得点に終わった。
松坂、この回は連続四球でピンチを招くも後続を打ち取った。５回を投げ終えて６安打６奪三振３四球１失点で、球数は９６球。
６回表
中押し点を奪いたいレッドソックスは、先頭オルティーズが空振り三振。しかし、バリテックが四球、エルスブリーがレフト前ヒットを放ち、１死一、二塁とチャンスをつくる。グリーンが四球で歩き、１死満塁とする。続くペドロイアも四球を選び、押し出しで１点を加える！
なおも１死満塁で、タイガースはペリーからライオンに投手交代。
レッドソックスはドリューがピッチャーゴロで本塁封殺となり、２死満塁とする。ここでユーキリスは死球で、再び押し出しで１点を追加！ ベイはサードゴロで二塁が封殺されて攻撃終了。レッドソックスが２つの押し出しで２点を奪い、５−１とリードを広げた。
６回裏
レッドソックスはこの回から松坂に代えて、デルカーメンをマウンドに送る。松坂は５回１失点で今季初勝利の権利を得て降板した。
４点差に広げられたタイガースは先頭カブレラがピッチャーゴロ。グランダーソンはライトフライ、インジは見逃し三振で、この試合初の３者凡退に切って取られた。
７回表
レッドソックスはローウェルがショートゴロ、オルティーズは空振り三振で２死。バリテックがレフトへ二塁打を放つ。エルスブリーは敬遠四球で２死一、二塁となるも、グリーンがピッチャーゴロに打ち取られ、得点には至らず。
７回裏
レッドソックスはこの回から３番手・岡島をマウンドに送る。
４点を追うタイガースはアンダーソンがセンターフライ、レアードはライトフライ。サンティアゴはセンターフライで２イニング連続で３者凡退に切って取られた。
８回表
レッドソックスはペドロイアがショートゴロ、ドリューがセカンドゴロ、ユーキリスはファーストファウルフライで、この試合初めて３者凡退に切って取られた。
８回裏
レッドソックスは岡島がこの回も続投。
タイガースは先頭トーマスがレフトフライに打ち取られる。
ここでレッドソックスは岡島からラミレスに投手交代。
ポランコはセンターフライ、オルドネスはセカンドゴロに倒れ、タイガースはこの回も３者凡退で攻撃を終えた。
９回表
タイガースがこの回からライオンに代えて、４番手ロバートソンをマウンドに送る。
レッドソックスはベイがセカンドゴロ、ローウェルがレフトフライ、オルティーズは見逃し三振で２イニング連続の３者凡退に終わった。
９回裏
レッドソックスは９回のマウンドに守護神パペルボンが上がる。
４点を追うタイガースは先頭カブレラがセカンドへの内野安打で出塁。グランダーソンがレフト前ヒットで続き、無死一、二塁とする。インジもレフト前ヒットを放ち、無死満塁。一発が出れば同点のチャンスを迎える。アンダーソンは１１球粘るも空振り三振に倒れ、１死満塁に。レアードの代打・ラリッシュも空振り三振で２死満塁。サンティアゴも空振り三振に切って取られ、試合終了！
レッドソックスが５−１でタイガースを下した！
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対戦チーム： ボルティモア・オリオールズ（BAL）
対戦チーム： ロサンゼルス・エンゼルス（LAA）
対戦チーム： デトロイト・タイガース（DET）