入団まで

　プロ野球の守備の名手に贈られる第３５回三井ゴールデン・グラブ賞の表彰式および懇親パーティーが３０日、都内ホテルで行われた。以下は、パ・リーグ投手部門で４年連続７度目の受賞に輝いた西武・松坂大輔のコメント。

――ＷＢＣでは（パ・リーグ捕手部門で受賞の）里崎選手とバッテリーを組んでいました。投げにくさなどはありましたか

　里崎さんのミットめがけて投げるだけでした。僕は元々そういう（捕手との組み合わせ）ことは気にしないタイプなんです。監督とかには「手の内をバラすな」とよく言われるんですけど、あまり関係ないんじゃないかな、と思います。

――松坂投手はいま非常に微妙な立場なので聞きにくいんですが、アメリカに行ってもゴールドグラブ賞を取りたいと思いますか

　そうですね。まぁ、こういう場では来年の抱負とか聞かれると思ったんで、向こうで、とは言わずにまた来年も三井ゴールデン・グラブ賞を取れるように頑張ります、と言うつもりでした。

――アメリカは内野が芝生だったり、条件が変わるかと思いますが

　日本でもそういう球場はありますし、特に苦手にはしていないので、問題なくやれると思いますけど。

――“西武ライオンズの松坂大輔投手”としての紹介は、こういう場では多分今日が最後になるんじゃないかと思いますが、ファンのみなさんにメッセージをお願いします

　オフになってからいろいろな場で「日本のファンに一言」というようなことを聞かれるんですけど、やはりまだ決まってない以上、あまりはっきりは言えません。来年も（日本球界に）いる可能性もありますし（苦笑）。いればまた、この場にいられるように頑張ります。